【くるまDIY】電気配線作業に必須の工具2点+α

車を購入した際は特にですが、愛車になにか装備を追加したいなーなんてやたら感じる時がありませんか?携帯電話ホルダーや充電器、カップホルダーやダッシュボードトレイなど車内で快適に過ごすためのツールが急に欲しくなってオートバックスへ商品を見に行ったりする方も多いかと思います。

最初は「置くだけ」「貼り付けるだけ」のもので満足していても、そこからさらに進んで第二段階に入ると電装品を取り付けたくなってきますよね。シガーソケットに取り付けるだけのライトあたりから始まって、だんだんとやりたいことが増えてきます。

電装品が増えるとシガーソケットの数が足りなくなる

あれこれ欲しいものが増えてきて、カー用品店でいろんな種類の商品を見たり、Amazonで検索したりするとすごい量の便利な電装品が販売されていて、どれを選んだら良いかほんとに迷います。最低限必要なものだけと思っても最近だとUSB端子がないとスマホが充電出来ませんし、夜だとやっぱりシフト周りや小物入れをぼんやりと照らしてくれるLEDライトなんかが欲しくなりますよね。

そんな時、以下のようなタコ足配線のタイプでソケットを増やして、本体を開いたスペースに両面テープで貼り付けるなんて方法でも良いのですが、どうせならもう少しカッコよく取り付けたい。そんな時は電気配線の知識があれば、市販品をうまく使うことによって「お!」と思わせる取り付けが可能になります。

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電気に関する基礎的な内容は以下

ざくっとですが、車の電装品の取り付けをするなら最低限知っておいた方が良い内容を記事にしていますのでご覧下さい。

検電テスター

まずはこれがないと話になりません。キーオフでも流れている電気、アクセサリー電源、イグニッションと連動の電源など、どの時点で電気が流れるのかを調べる際に必ず必要です。

選び方は以下の記事を参考にして下さい。

電工ペンチ

車の配線作業には、やはり電工ペンチが必須です。強烈におすすめの一本がありますので、良いのを探している方、気になる方は以下記事を参考にして下さい。

配線の接続に必要な道具

電工ペンチを単体で買った場合、ギボシ端子は別で用意する必要があります。まぁ必ず消費する材料ですから仕方がないのですが。

セット物の電工ペンチを買えば「ほんの少しだけ」ギボシはセットになっていますが、あれは正直「カシメ精度は悪い」「接続した時の食いつきが甘い」「素材が薄い」など色々と弊害があります。お客様の車の配線作業では振動で抜けたりしたらかなり面倒なことになるのでセット物のギボシ端子は正直仕事では使えないレベルです。

ギボシ端子のおすすめは日立

他のメーカーの製品と比べて、圧倒的に信頼できる(加工精度と抜けにくさ)のはダントツで日立なのですが、単位が100個単位になってしまいます。ですから気軽におすすめは出来ないのが正直なところですが、友人と分ける、折半して購入するなどすれば、エーモンなどで小分けで販売されているものより高精度で信頼できるものを格安で購入出来ますよ。

そんなにたくさん使わない、シェアする相手もそんなに多くないなんて場合は小分けのものを購入しても良いかも知れません。

ちなみに日立だと、オスメスと各スリーブ、それぞれ100個入りですが合計4000円以上になりますね。半分ずつできる相手がいて50個ずつ折半して2000円なら、私はこれを使った方が良いと思います。2000円以上の安心感はありますよ。

メス側は二股が便利

上記リンクのメス端子はシングルのものを選びましたが、実はおすすめしたいのはメスのダブル端子です。後から電装品を追加する際も楽ですし、とにかく自分で出来るようになると色々と欲しくなるのは常ですから、ある程度出来るようになってきたら、こちらにしておいた方が後々めんどくさくなくて良いでしょう。

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この記事作成時点の話ですが、シングルのメスのギボシとスリーブの合計よりダブルの合計の方が価格が安いという訳のわからんことになっています。不思議なもんですね。

配線処理、最強はハンダ付け

配線の接続方法は色々とありますが、最強はやはり半田付けです。むちゃくちゃめんどくさいですけど、全部これでやる時間と根性があればギボシは必要ありません。ハンダコテ、ハンダ、絶縁テープがあればOKです。さらに熱収縮チューブがあればベター、作業が非常に楽になります。

ただ、ハンダコテを使い場合は、車内での作業ですからミスって樹脂部にコテが当たると溶ける、フロアカーペットを焦がすなんてことにもなりかねませんので100%おすすめ出来るとは言えません。仕事で作業するなら要の部分はハンダを使いますが、基本的にハンダだと「外すことを想定しない接続」になります。

ハンダコテの選び方

ハンダコテの選び方、ハンダの選び方については以下の記事に詳しく記載していますのでご覧下さい。

絶縁テープ

既に持っているという方も多いでしょう。まぁ必須アイテムですね。

あえてこの手の製品では最高峰の3Mを選びましたが、まぁホームセンターや100均などのものでも構わないと思います。値段がそんなに変わらないのであれば一流メーカーのものを使ってみたいという方は是非3Mで。

仕事で使う両面テープなど、全て3Mで統一していましたが、性能は他とは比較にならないほどで素晴らしいですよ。

熱収縮チューブ

これもあれば便利です。選びたいのはケース付きです。バラで保管するとかなりめんどくさいことになりそうです。

使い方をご存知ない方のために説明しますと、配線どうしを繋いで長くする際、半田付けしたところを絶縁テープで巻く作業をしますが、この熱収縮チューブはストローのようになっており、先にこのチューブを通して配線を接続し、半田が終わったら、半田付けした部分にこのチューブを被せて、ライターや半田ごてで熱を加えると、ギュッと縮まってそこに固定できます。それでハンダ部分、配線接続部分を絶縁するためのチューブです。

以上です。ここまで揃えるのにそれなりに出費がありますが、ギボシやハンダなどの消耗品以外は一度買えばずっと使えるものですから、長い目でみて考えるのかとりあえず今の作業コストを優先するのかしっかり考えてから購入しましょう。

おわりに

ちょうどこの記事を書いている最中に緊急事態宣言の延長が発表されました。

車で出掛けるのを楽しみにされている方も多いと思いますので、その気持ちを今は抑えて車内充実化改造計画に充てて、快適なドライブのための装備を今からゆっくり準備してみても良いのでは?と思います。

自分で取り付けた装備を搭載した車を運転するのは楽しいですし、とっても愛着が湧きますよ!

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