ユーザー車検当日が雨だったら気をつけたいこと

せっかく予定を立ててユーザー車検を受けに行く日が雨だった。車での移動ですからあまり関係ないとはいえ気が重いのは事実ですね。雨の日にユーザー車検を受ける場合、検査ラインで気をつけたいことが何点かあります。

各テスターは濡れるとかなり滑りやすい

検査ラインを通過する際、滑るとちゃんと測定出来なくなる項目は

  • サイドスリップ
  • スピードメーター測定
  • ブレーキの検査
  • サイドブレーキの検査

この4つですが、サイドスリップに関してはゆっくり走行しますし、そこまで滑るような事は無いはずです。スピードメーター測定も滑って測れないという問題はほぼ起きないでしょう。

気をつけなければいけないのはブレーキ、サイドブレーキの検査です。

ブレーキの検査

ブレーキの検査の際、ニュートラルに入れてブレーキを離します。そこで車のタイヤがローラー上で回転を始めますので、指示があればブレーキを操作しローラーの回転を止めます。このように「ブレーキがちゃんと効いているか」を測定します。

基本的には晴れの日も同じなのですが、雨の日は特に気をつけなければいけないのが

ゆっくりとブレーキを踏む

ことです。意識せずに普段どおりのブレーキの操作をすると、タイヤとローラーが滑ってしまい「ガガガガッ!」と空転してしまう可能性があります。そうなると再テストになってしまいます。

雨の日のブレーキテスターの操作のコツは、とにかくやんわりと踏み始めて最後までしっかりと踏み込む感じの操作です。

あえて言葉にするなら

歯磨きチューブやマヨネーズのボトルを足で踏んで中身を全部出そうとする

みたいな感じでしょうか。とにかくゆっくり、グニューって感じで操作すると合格しやすいです。

サイドブレーキの検査

こちらも同様です。サイドブレーキ検査は、殆どの車は後輪にサイドブレーキの機能が付いていますので、リア側で測定します。

足踏み式の場合は、ハンドブレーキのタイプより急な操作になりやすいので特に気をつけなければいけません。

足踏み式の場合、ノッチ音が聞こえるタイプだと「カチカチカチカチ」と各ノッチ音がしっかりと聞こえるような感じの踏み方をすれば大丈夫でしょう。

こちらも、ゆっくり操作し始めて、最後まで、奥までしっかりと踏み込むようにして下さい。

ハンドブレーキのタイプも同様です。ガッ!と引くのではなく、じわじわとしっかり引き上げる感じで操作すると大丈夫です。

サイドブレーキに関しては、とにかく「しっかりとロックされるか」が見られる場所なので、テストに合格するにはブレーキがしっかりとロックされなければいけません。

合格するためには「サイドブレーキは最後までしっかりと掛ける」ことが合格の秘訣となります。

おわりに

いくら滑りやすい状態だと言っても、雨の日は特に「もう一回やってみてー」と言われてやり直しをさせてくれるパターンが殆どですからそんなに心配しなくても良いのですが、初めてのユーザー車検、検査ラインで不合格の表示が出ると、どうしても焦ってしまうと思います。

そんな場合に「雨だから滑ったんだ」「やり直しをさせてくれるから心配ない」と先に知っておくと、もし失敗したとしても慌てずに対応できるのではないかと思います。

ですから車検当日が生憎の雨だったとしても、あまり緊張せずリラックスして検査ラインで検査を受けて下さいね。

一発合格目指して頑張って下さい!

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