【バイクの保険】自賠責保険と任意保険

【バイクの保険】

自賠責保険と任意保険

バイクを維持するには必ず必要な自賠責保険。また身体一つで身を守る術がほとんどない状態で乗るのがバイクですから、バイクに乗るなら必ず加入しておきたいのが任意保険です。

自賠責保険はバイクごとに毎年その金額は変化します。また任意保険は年齢や特約の種類など様々な条件により価格が変わります。

2020年4月1日〜小型二輪自動車(車検のあるバイク)の自賠責保険料

まず車検を受けるために必要な自賠責保険料の情報から記載します。

対象車両保険期間24ヶ月保険期間25ヶ月
小型二輪自動車(車検のあるバイク)¥9,680-¥9,870-
国土交通省:自動車損害賠償責任保険料(共済掛金表)参照
(令和2年4月1日以降に保険期間の始期を有する保険契約)

この保険料は2021年(令和3年)3月31日までの契約の際の金額となります。

バイクの自賠責保険について

バイクに乗る際、自賠責保険に加入することは法律で義務付けられています。うっかり切れたまま乗っていて捕まってしまうとかなりきつい罰則です。

無保険運転の罰則などに関しては以下記事に記載しています。

車検のないバイクは特に要注意

車検のあるバイクの場合は車検ごとに自賠責保険に加入しないと検査に合格しませんので「うっかり忘れていた」は起きにくいですが、車検のないバイクにお乗りの方は要注意です。これはほんとに加入忘れが起きやすいです。

長期加入がかなりお得なので余計に忘れやすい

運転免許証がゴールドの方も更新が5年に一度しかありませんから、うっかり更新忘れが発生しやすい条件だと思いますが、車検のないバイクの自賠責保険も5年加入が一番お得でかなり安いので、5年で入られる方が多いと思います。

ですがこれがうっかりを招く原因にもなりますので、本当に気をつけて下さい。

なぜ毎年金額が変わるのか

冒頭でも書きましたが、自賠責保険の金額は毎年変わります。その理由について詳しく知りたい方は以下リンクを参照して下さい。

とにかく自賠責保険は法律で加入を義務付けられている保険ですから、必ず加入するように、また更新を忘れないように気をつけましょう。

任意保険について

バイクに乗るなら必ず入っておきたいのが任意保険です。ですがこの任意保険、若い方の加入はかなり高額ですし、複数台所有される方などにとっても「一台ずつすべてのバイクに」掛けないといけないのが任意保険です。

私が16歳の時に入った任意保険、はっきりとは覚えていませんが確か17万円弱だったと記憶しています。若い方の事故率を考慮すると仕方がない価格設定なのかも知れませんが、今考えると無茶苦茶な値段のような気がします。何もわからないまま、ただバイクショップに勧められるがまま契約したのを覚えています。

自賠責保険と任意保険の違い

強制保険である自賠責保険と、任意で加入する任意保険の一番大きな違いは

自賠責保険は人に対してしか補償しない

というのが一番大きな違いです。相手の車や損害を与えたガードレール、電柱などに対する(対物)の補償は一切ありません。

対人のみであっても補償額が低い

ここが一番恐ろしい部分なのですが、対人、つまり「対人間」に対してしか支払われないにも関わらず

  • 1人あたり死亡:最高3000万円
  • 後遺障害:最高4000万円
  • 傷害:最高120万円

たったこれだけの補償しかありません。考えたくはありませんが、万が一に起きてしまった大きな事故のケースを考えた場合、これだけの補償では絶対に足りないことがわかると思います。

また、それぞれに「最高〇〇万円」と書かれているのが重要です。これは保険会社が支払う補償ではありませんが、払う方の立場でその運営を考えた場合「出来る限り支払いは少なめに」しようとするのが常だということはわかります。ですから死亡事故になったからとて1人あたり確実に3000万円が支払われるかどうかは疑問視する必要があります。

任意保険は自賠責保険と違い、強制ではなく自分の意思で加入するものですから、保証の範囲によってかなり金額が変わります。私は現在複数台のバイクを所有しているのですが、特約などは付け方によってかなり金額が変わってくるので注意が必要です。

任意保険には必ず加入を!

最近では任意保険に加入しないライダーも増えていると聞いたことがありますが、一度の事故で一生を無駄にしてしまう可能性があるのが交通事故です。自分自身を守るため、また相手に損害を与えてしまった場合に自己負担で支払わなければいけないようなことが起こらないように、任意保険には加入しましょう。

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