【Arai】ヘルメットのシールドの曇り対策はこれで決まり!
寒い季節が近づいてくると、バイクに乗る際のシールドの曇りが気になるようになりますね。市街地から山間部に入っていく際や、山間部のトンネルに入った瞬間など急にシールドが曇りだして結構怖い思いをすることもしばしば。
シールドの曇り対策、ベストの方法はAraiピンロックシートを装着することです!
最初は半信半疑だった
私も最初は「ほんとに曇らないの?」なんて半信半疑でしたから購入を見送っていました。
ですが京都方面や兵庫の北のあたりを走る際は気温の差が結構大きく、冒頭で書いたような突然の曇りに結構悩まされていました。
少しシールドを開けて対応したりしていましたが、それもだんだん面倒だと感じるようになったので、一度試してみるか!となり購入したのがピンロックシートです。
Araiピンロックシート
バイクショップなどで見たことがある!なんて方も多いのではないかと思いますが、そんなに高いものではありません。
取り付けの条件
現在のヘルメットについているシールドがどのタイプなのかを確認する必要があります。ヘルメットの種類やグレードによって使われているシールドが変わりますので、しっかり適合を確認してから購入して下さい。
シールドを内側から見た際、画像のように「何かを追加で取り付けて止めるような構造」をしていれば、それはピンロックシートが取り付けられるシールドです。
たったこれだけでシールドの曇りは皆無
本当に驚きましたが、取り付けてからテストしてみるとその差は歴然どころではありませんでした。
たった2000円の出費で、冬もこれだけ安心して乗れるようになるのであれば、なんでもっと早く買わなかったんだと後悔したくらいです。
曇らせようとしても曇らない
なんとか曇らせてやろうと、走っている最中に「ハーッ!」と息を吹きかけたり、わざと曇るような方向で深呼吸などをしてみましたが、全く曇りませんでした。
一瞬「曇った!」と思う瞬間があったとしても、その曇りは一瞬で消えるので、これでは曇ったうちにはいらないって感じ。
まさかここまでとは。。。。とほんと驚きました。
二重ガラスと同じ構造
このピンロックシートを取り付けることによって、シールドが二重ガラスのような構造になります。
外気に触れる外側のシールドと、内側のピンロックシートの温度差が曇りを発生させるのですが、ピンロックシートはシールドから若干浮いた状態で取り付けられるので、シールドとピンロックシートとの間に空気層が出来ます。
これによってピンロックシートの温度が外気温ほど下がることがなくなるので曇らなくなるという仕組みですね。よく考えたと思います。
シールドに特殊な溶剤はNG
ヘルメット購入時、南海部品の方に話を聞いたのですが、シールドが汚れた際、クリーナーなどを使って洗いたくなるのですが、Araiのシールドは特殊な樹脂、コーティングを使用しているようでクリーナーなどは使用しない方が良いそうです。
そういうことなら、曇り止めのスプレーなんかもNGだと考えられます。
まぁ試しに使ってみるのも良いとは思うのですが、もし何か変な事になってしまった場合、シールドを買い換える必要があります。
とは言っても、シールドって結構高いんですよね。これこそ消耗品だと思いますし、傷が増えたり汚れが取れなくなってくると、どんどん買い換えるべきパーツだとは思うのですが、なかなかの値段ですから簡単にぽんぽん交換出来るようなものではありませんね。
このプロシェードシステムを諦めれば、もっと安いタイプも存在するのですが、これではピンロックシートが取り付け出来ないから却下です。
総合的に考えてピンロックシートが一番
ピンロックシート自体はシールドの内側に取り付けるものですから、基本的には傷が付いたりするような事は起きないでしょう。
ですからシールドが傷ついて交換するなんて際は、ピンロックシートは取り外して新しいシールドに移植することが可能です。まぁ違うタイプのシールドが付いているヘルメットに買い換える場合は使えなくなりますが。
それはさておき傷がつかないのであれば、半永久的に使えるとも考えられるので、結局は曇り止めに対するコストパフォーマンスが一番良いのはピンロックシートを使うという方法になります。
取り付けはなかなか難しい
慣れればそうでも無いのですが、最初に取り付ける際は「これほんとに付くの?」と感じたくらいでした。
まずは片側の突起部とストッパー部をきちんと合わせます。
このままスライドさせて、しっかりと位置合わせをします。
そのままの状態で、シールドを開くように歪ませると反対側の爪を入れることが出来ます。
その際「シールドが割れるんじゃないか!?」と思うくらい歪ませるのですが、Araiのシールドはそう簡単に割れたりしませんので大丈夫です。
一度取り付けたら、まぁほぼ取り外す機会は無いと思います。私は一年中付けっぱなしにして使っています。
丸洗いの際は注意
私はツーリングの途中の休憩で、虫などが付いたシールドを外して丸洗いすることが多いのですが、その際にピンロックシートとシールドの間に水が入ってしまうことがあります。
取り付け、取り外しに慣れていない、苦手な方は丸洗いの際はシールド表面のみに水が掛かるように気をつけて洗ったほうが良いです。
気密がしっかりしているぶん、水が入るとなかなか抜けませんので取り外して水を拭き取る必要があります。
ですから私のようにしょちゅう丸洗いするタイプの方は、取り付け、取り外しの練習を家でしておいたほうがよいかと思います。
おわりに
バイク関連のもので、私の中で「なんでもっと早く買わなかったんだ」と思った商品ランキングの堂々一位になりそうなものがこのピンロックシートです。
取り付けられるタイプのシールドを使っている方はすぐにでも導入して下さい!
もし取り付けられないタイプのシールドを使っている方も、今お使いのヘルメットに適合する「ピンロックシートが取り付け可能なシールド」が存在するかも知れませんので、一度調べてみると良いかと思います。
以下がAraiのシールド適合のサイトですので、気になる方は一度ご確認下さい。