【2020年日本製限定】プロ目線で選ぶ正しいドライブレコーダーはどれ?

正しいドライブレコーダーの選び方

ここ数年で強烈な普及率のドライブレコーダー。過去に起きた高速道路での忌わしい事件以来、ドライブレコーダーは今や下手するとETCよりも普及率が高いかも知れません。

当時はまだ現役で働いていましたがあの事件発生直後、かなり多くのお客様が「ドライブレコーダーを取り付けたい」と相談に来るようになり、オーダーを受けても最初の一ヶ月ほどはどこにも在庫がないような状態が続きました。Amazonも品切れ、売っていても値段が釣り上げてられていたりと、依頼を受ける側もなかなか大変な状況が続きました。

1ヶ月〜2ヶ月ほどドラレコの大ブームが起こったと記憶していますが、その間少なく見積もっても100台は取り付けたと思います。お客様もどれを選んだらよいかわからず、とにかくお任せしますので取り付けて下さいとの依頼がほとんどでした。

まずは「なぜドラレコが必要なのか」を考える

必要かどうかを考えるのは当たり前の事だと思うのですが、それでも世の中は「みんなつけてるから」が主な理由で取り付け依頼される方が多かったと記憶しています。

ですがそれが理由だと、結局は「付いてたらOK」と考える方がどうしても多くなってしまいますし、実際に当時は「品薄だったら仕方ないので何でも良いからつけておいて」と仰る方が大半だったと記憶しています。ですがドラレコをつける際の本当の目的は一体何でしょう?

もしもの際の証拠を得るのが目的

これが正解ですね。最近はYouTubeに無謀運転の動画などがたくさんアップされていますが、ほとんどがドラレコでたまたま録画した映像でしょう。同じようなYouTubeチャンネルを作りたいのであれば選択の方法が変わってくるかも知れませんが、一般的にはそれはどうでも良い話で、やはり「もしものときの証拠を残すため」が主目的となります。

「安物でも良いから」は明らかに間違い

どこまでお金を掛けれるかは人によって違います。ですが「安物でも良いからとりあえず」で取り付けるのは本当に正しいのでしょうか?

Amazonでドラレコを検索すると、日本製以外の製品が山ほど売られています。このようなものを取り付けた経験も当然ありますが、説明書に書かれている画素数で録画されているにも関わらず「この画質でその画素はおかしいだろ」という製品が大半でした。これが何を意味するか。

証拠として使えない可能性

前の車がギヤ選択を間違いバックしてきて当てられた。しかも相手は逃走。このまま追いかけるのも危険だし、ドラレコに証拠残ってるから録画データを元に相手は捕まると思い警察へ。

ですが動画を証拠として提出した際に、もしナンバープレートの解読が困難だった場合、これが証拠として使えない可能性があります。

ましてや誰も怪我をしていない物損事故の場合の警察の対応はどうでしょう?皆さん警察が全ての事件に全力で捜査をしてくれると思いますか?人を刺してかばんを奪って逃走した犯人を捕まえるのと同じエネルギーで当て逃げ犯を探してくれると思いますか?

私の経験上、それはまず有り得ないという認識です。

安心を買うためにお金を払う

非常用避難具などもそうですが、イザという時に確実に、かつ安心して使えるものを備えておく必要があります。その安心とはドライブレコーダーの場合は

どれくらいのクオリティで映像(証拠)が残せるか

とにかくここが一番重要です。ナンバーがはっきり写っていれば警察は「捜査しておきますね」という曖昧な回答は出来ません。なぜならナンバーから車の所有者、使用者を特定するのは何の労もなく終わるからです。それが簡単であれば、その相手に職務質問することもそう難しい事ではありませんね。

私が経験した具体例

ここで良い例がありますので、私が経験した具体例を2つ紹介したいと思います。

具体例その1

私の借りていた駐車場に知らない車が止まっている。警察に通報すると「私有地だから関与出来ないが使用者に連絡はしてみる」との対応でした。車庫で持ち主が現れるのを待っていましたが来ず、15分ほど目を離したとたん車を移動されて、結局はこちらの泣き寝入り。これで相手を追求しようと思うと損害賠償請求となりますので弁護士を雇って裁判する(なしでも出来るが)必要がありますが、請求できる額から考えると全く合わないので、結局は泣き寝入りせざるを得ない状況だった。

この具体例のように、ナンバーさえはっきりと分かっていれば使用者に連絡を取るくらいのことは日本の警察にとってはわけない話です。イコール何かあった場合、確実に相手を特定できる証拠を得るために動画を撮りたいのであれば「昼夜問わずナンバーがはっきりと録画出来るドライブレコーダー」を導入する必要があります。

具体例その2

クラウンクラスが十分対面通行出来る道幅で、中央分離帯のない片側一車線、対面通行の市街地、左側は線路でその線路沿いの道路を”制限速度以下”で走行中の出来事。

突然、右の路地から猛スピードでイヤホンで音楽を聞きながら自転車に乗る女子学生が飛び出して来て、とっさにブレーキを掛けたので接触はしませんでしたが、危うく後ろから追突する寸前でした。ABSを装備している車でしたが「キーッ!」とタイヤがすごい音を立てて停止、相手の学生は相当なボリュームで音楽を聞いていたようで、タイヤが鳴いたのは聞こえなかったらしく、全く振り返りもせずそのまま自転車飛ばして去っていきました。

接触しなかったので交通事故にはなりませんでしたが、一つ間違えると明らかな人身事故です。ですがドライバーの視点で言わせてもらうと「あれ避けれるもんなら避けてみろ」と言いたいくらいの状況です。昔は弱者を守る法が強すぎて「自転車対車」の事故の場合はほとんど車の責任になっていましたが、最近はそうではありませんね。ちゃんと自転車側に過失があった場合はその責任を問われるようになりました。

ですが「あれはどうやっても避けれるわけがない」とドライバーが供述しても、目撃者が一人もいない状況で自転車側が「普通に乗ってて追突された」と供述した場合、裁判所はどちらの味方をすると思いますか?

この2つ目の具体例は「自分を守るため」の話になります。数多くの交通事故の話を聞いた経験から、大半の事故ケース、当然携帯電話触ってて追突とか脇見運転で追突なんて話は当然別ですが、ほどんどの場合「双方が気をつけていれば未然に防げた」ようなケースが大半でした。

交通事故の過失割合、100対0(どちらかが一方的に悪い)という過失割合は「止まっている車に突っ込んだ」場合を除きほぼゼロです。双方が動いている場合はほぼ100対0の過失割合は適用されないため、どんな事故であっても間違いなく過失割合で揉めます。

つまり前述のように大半の事故は第三者が見ると「どっちもそれなりに悪いんじゃないかな」と思えるような事故であったとしても「事故の当事者同士は、必ず双方が被害者という認識で話をする」という事です。そうなれば揉めるのは当然ですし、目撃者も証拠もない場合は示談交渉は間違いなく泥仕合と化します。

そんな交通事故ですが、事故が起きた際の状況がはっきりと分かる映像が残っていれば「誰が嘘を言っているのか」もはっきり解ります。まして動画が残っているとなれば「下手に嘘をつくと自分がヤバいことになる」と嘘の抑制効果にもかなり役立ちます。

ここは結構大事な部分なのですが、残念なことに世の中には本当に「息を吐くように嘘をつく」人が存在するのが事実です。

そんな社会の一部である車社会においてのドライブレコーダー選びで「イザという時に不安がある」そんな安物をつけるのは、正直全く意味がない事がわかって頂けると思います。

使えなければ付いてないのと同じ

数万円払って安いのを取り付けて、もしそれが証拠に出来ない画像だった場合、その数万円はドブに捨てたのと全く同じです。さらに加えて「使えると思ってたのにダメだった」というショックと「当て逃げされた被害者なのに修理代は自腹」という悔やんでも悔やみきれない状態になる事は必須です。

このような事態にならないように、「なぜドライブレコーダーを付けるのか」という目的がはっきりしていれば、自ずと選ぶべきドライブレコーダーはどれなのかがはっきりと解ります。

前置きが長くなってしまいましたが、どうしてもここは説明しておく必要がある部分ですので書かせて頂きました。

買うべきドライブレコーダーは

これまでの取り付けの経験に安心して使えるドラレコの必要スペックを考慮し、実際に録画された映像を基に判断しました。

ひとつお断りですが基本的には地デジレベル、フルハイビジョン以下は論外ですので全く検討していません。現在それ以下のドラレコを使用している方はこの際買い替えも検討したほうが良いでしょう。

コムテック ZDR-026

ドライブレコーダー製造各メーカーの商品について調べましたが、総合力と安心感でこのCOMTECのZDR-026が記事制作時点、令和2年5月25日現在では最高です。

スペック

ここでは「なぜこの商品が優れているか」を記載します。ですからこの記事以上のスペック詳細について気になる方はメーカー商品サイトを御覧下さい。

夜間の画像認識度がかなり高い

他社のドラレコと夜間映像の比較をしているYouTube動画がかなりアップされていますが、このコムテックZDR-026がすば抜けて綺麗に録画されています。距離的には車3台分(約15m)ほど離れるとナンバープレートの認識が少々困難になる感じですが、事故の録画であればその距離のナンバープレートの視認性が高い必要はありませんね。

明暗の差が激しくても録画出来る

これは日中のトンネルの出口で差が出ます。人間の目も明順応、暗順応と明るさの急激な変化にはついていけませんが、このドラレコは明暗の大きな違いがある場所でも鮮明に録画されます。これは夜間のナンバープレートの認識にも共通して現れる長所です。

夜間の前方の車のナンバープレート、これは自分の車のヘッドライトに照らされて明るく反射しています。この反射をきちんと認識して白飛びしないように録画する機能が必要なのですが、このドラレコはそんな状況でもしっかりと録画しています。この機能が劣るドラレコで撮影すると、プレート部分が真っ白に写ってしまい、認識不能となってしまいます。

昔のフィルムカメラのような方法で録画しているのであれば話は変わるのですが、現在のこういったものの性能を決めるのは「処理能力」です。入力されるデジタルデータをどう解析してデータとして残すかがキモになります。

このあたりの機能を確立するのがこのSTARVISです。これはセキュリティ用のカメラに特化して開発されたCMOSイメージセンサーで、光量が少ない状況でもしっかりと映像を残せる技術ですが、これにHDRを加えて明暗の差が大きな状況であっても両方の画像が録画できる仕組みになっています。

難しい話も大切ですが、要はどんな状況でも綺麗に画像を残せることが最重要です。

後続車接近お知らせ

見知らぬ車にあおり運転をされた、そんな経験は皆さん一度はあるのではないかと思いますが、その際「なんかされそうだ」「あの車はヤバそうだ」と事前に気付く場合と、何も悪いことはしてないのに気付いてたら突然煽られてたという2パターンに分かれると思います。

手前で煽られそう、やっぱり煽られたなんて場合は道を変えるなり、そのまま警察署まで運転して警察に入るなど、とにかく逃げるが勝ちですが、突然煽られるパターンはどうでしょう?ずっと後ろを気にして運転される方も少ないと思うので、やはり「気付いたら煽られてた」の状況が多いのではないかと思います。

このドラレコは、後続車の異常接近に対して音声やアラームで知らせてくれる機能が付いています。あおり運転をするようなタイプは「僕のこともっと見て!気付いて!」という考えを基に「怖いだろう!」と他者に対する上位の承認欲求が強いタイプが多いですから「煽ってるのになんで気付かないんだ!」と気付いていないことにも怒るという完全に理解不能な思想を持っている可能性が高い。

そうした場合、煽られたらすぐにお知らせしてくれるこの機能があれば、すぐに対応することが出来ますね。運転中の携帯電話の使用は出来ませんが、助手席に誰かが乗っている場合、そうした煽りを受けるとすぐに助手席の方が携帯で110番通報をすると無駄な危険を回避出来ます。

また設定する必要がありますが、そうした後続車の異常接近の際の録画データを自動保存する機能も搭載していますので、後ろからコツンと当ててそのまま逃げたなんて相手でも、ナンバープレートが写っているデータがあれば犯人を捕まえる事が出来ますね。このドラレコの画質で追突する距離まで近寄った場合、運転手の顔まではっきりと録画出来るはずですから犯人はもう逃げようがありません。

駐車監視機能

これは別売りの配線キットを使用して駐車時のいたずら監視機能を使用できるという機能ですが、これまで取り付けたお客様で「この機能が役に立った」といったケースは皆無でした。この機能を使っている車に傷を入れられた方もおられましたが、犯人もさすがにこれくらいの知識はあるようで、録画される場所にいたずら傷を入れるようなことはなく、やはり自分が絶対に映らないような場所にいたずらをします。

大型スーパーなどに買い物に行く際、車をどこに止めますか?出来るだけ入口付近の空いている場所、または少々離れてもいいから空いている場所など皆さん自分なりの何らかのルールをお持ちだと思います。

出来るだけ入口付近のタイプの方、不特定多数の周囲の車が何度も入れ替わるような状況が多いとこの機能が有効になる可能性もあります。ショックを感知して録画を開始するようにセットしておくと、隣の車が出ていく際に引っ掛けられた、隣に入れようとした車が自分の車に当たったなどの場合、仮にこのドラレコにナンバープレートが写っていなかったとしても、ぶつけられた時間さえわかれば、警察を呼んで調べてもらう際に駐車場に付いているセキュリティカメラのデータと併用すれば相手を特定する確率は上がります。

こういった理由からコムテックZDR-026を紹介しましたが、同じSTARVISを使った4K録画の商品も存在します。

VIOFO A129 PRO DUOは4Kだが・・・

画素数が800万画素、4Kで録画可能とあったのでこれが一番では?と思って調べたのですが、何故かこの商品の夜間撮影ではナンバープレートが白飛びして写っていませんでした。コムテックZDR-026に搭載のSTARVISより性能が上のExmor Rというセンサーを使っているので、そうなることがとても不思議なのですが、画像記録の精度が違うのか、解析能力に差があるのかは分かりませんが、比較動画では明らかに白飛びしており、状況によって映ったり映らなかったりとなるのであれば使い物にならんという事でコムテックを紹介するに至りました。

ちなみに商品はこれです。

似たような商品が多数あります。Amazon慣れしている方はご存知かと思いますが、商品のタイトルが

  • 令和最新
  • 令和2020年
  • 令和最強

などと訳のわからん令和アピールがあるものはヤバいやつですね。手を出すと後悔する可能性が非常に高いので気をつけましょう。

高い投資だが・・・

「ドライブレコーダーごときにそんな金払えるか」と思われる方も多いと思います。確かに「もしものときのため」に大金を払うのは躊躇してしまいますね。ですがドラレコに限っては、この限りではないと私は思います。

災害が起こったときのために非常食を準備する、これに最高の味のものを用意する必要は無いと思います。当然まずいより美味しければ尚良しですが、危機の間、命をつなぐ事が出来る栄養素のバランスが取れたものが必要ですね。美味しいけど健康維持が不安、なんてものはアウトです。

記事内で説明していますが、とにかく「なにか起こった際にしっかりとした証拠として自分と自分の財産を守る道具」を購入する訳ですから、大したこと無いドラレコに1万円も払うのであれば、しっかりとしたものを購入するべきでしょう。

取り付けも頑張れば自分で可能です。綺麗に取り付けるのであればそれなりの技術と知識が必要ですが、自分で取り付ければ工賃は不要。

とりあえず動くようにするなら純正のシガーソケットから電源を取るだけで動作するので簡単ですよ。

駐車監視モードを使うなら以下の配線が必要になります。

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