ユーザー車検に掛かる費用
このページは、車検の際に必要な保険や税金についてのページです。ユーザー車検でもお店にお願いして車検を通しても金額に差はなく、全く同じ金額を県や国に支払います。ですが車種や条件によって支払う金額が全く違いますので、その理由などを解説します。
自賠責保険
2020年4月1日以降は以下の金額です。
引用元:三井住友海上HP・保険料例(2020年3月30日アクセス)
https://www.ms-ins.com/personal/car/jibaiseki/example.html
12ヵ月 | 13ヵ月 | 24ヵ月 | 25ヵ月 | |
自賠責保険料 | 13,410 | 14,090 | 21,550 | 22,210 |
普通車として計算するのであれば、24ヶ月か25ヶ月のどちらかになります。自分には何ヶ月の自賠責保険を購入しなければならないかは、以下を確認して下さい。
車検満了日より、現在の自賠責保険の期間の方が長い=24ヶ月
車検満了日と自賠責保険の期間が同日、または数日しか差がない=どちらでも良いが25ヶ月をお勧めします。
ここまでこのサイトを順番に読み進められてきた方はご存知でしょうが、何故そうなるのか分からない方は以下リンクを参照して下さい。
ちなみに国内の離島にはそれぞれの基準料率があります。そのエリアにお住いの方はすでに割引についてはご存知かと思いますが、念のために記載しますと
- 離島地域 (沖縄県を除く)
- 沖縄県 (離島地域を除く)
- 沖縄県の離島地域
この3通りの基準料率があります。非常に細かい表ですが、確認されたい方は以下リンクでお調べ頂けます。
国土交通省ポータルサイト:自動車総合安全情報
平成29年4月1日以降に保険期間の始期を有する保険契約
全くの余談ですが、兵庫県の淡路島。明石海峡大橋で行き来出来るようになり離島扱いでは無くなったのですが、橋は高速道路の一部ですから、高速に乗れない125cc以下のバイクは離島扱いになるようです。
重量税
重量税はその名の通り、車の重量別に金額が違います。こちらも減税対象となる車種があり、計算するのはなかなか面倒です。車検証の下の大きな空欄に減免対象なのかどうかが書かれています。ご自身でお調べ頂いても良いのですが、正確な金額を知りたい方は以下国交省サイトで調べることができます。
調べるには車検証のデータが必要になりますので、調べる際はお手元にご自身の車検証を用意しておいて下さい。
少々分かりにくいですね。減免対象の車は真ん中の黄緑色「エコカー(本則税率)」を基本として、そこからいくら減額になるのかがピンクで示されています。
エコカー以外の車は何年経過しているかを確認するのみで金額がわかります。
車検証紙
車検を受けるためには、検査ラインに持ち込む用紙「自動車検査票1」に証紙を購入し貼り付ける必要があります。
単純に記載しますと
- 5ナンバー:1700円
- 3ナンバー:1800円
上記の金額で計算して下さい。
窓口に書類を渡せば貼ってくれるのですが、2種類のスタンプが貼られます。確か証紙と印紙であったと記憶していますが現時点で定かではありませんので、その詳細については、将来的に豆知識的に以下に追記する予定です。
テスター屋に支払う代金
これもお店によってバラバラですので、はっきりとは言えないのが正直なところです。
テスター屋に行ってお願いするのは「光軸調整」と「トーイン」の2つです。
過去に合計で2000円以下しか払った事がありませんが、東京の都心部だとこれより高かったりするのかも知れません。予想に反して東京は車も多いので単価が安く、台数が少ない地方の方が料金が高い可能性もありますね。
いい加減な事は書けないのですが、実際、作業の難易度から考えると3000円辺りが最大かなと思いますが、事故歴によってフロント周りに若干の歪みがあり、調整しても基準値内に光軸が合わないなどのパターンもありますので一概には言えませんので御了承下さい。
軽く計算してみると
参考程度にご覧頂きたいのですが、一番高いパターンと一番安いパターンを比較してみたいと思います。ちなみにテスター屋の費用と自賠責の離島料率を加味すると地域で値段の差が出ますので、一般料率で計算してみました。
設定した車両の条件は以下。
- 5ナンバー車
- 車重は2トン未満
重量税50%減対象車
自賠責保険24ヶ月 | 重量税50%減 | 印紙代 | 合計 |
21,550 | 10,000 | 1,700 | 33,250 |
製造から18年以上経過車
自賠責保険24ヶ月 | 重量税エコカー以外18年経過 | 印紙代 | 合計 |
21,550 | 50,400 | 1,700 | 73,650 |
その差なんと40400円。恐ろしいですね。
エコカーに対してと、古い車に対しての扱いに言いたい事はあるのですが、後日豆知識として記事にしようと思います。
まとめ
現在お持ちの車によって様々なパターンが考えられますので、ご自身でお持ちの車に該当する条件で計算してみて下さい。
記事が参考になれば幸いです。